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- 勝ち組講座から一部抜粋 -

 

「勝ち組講座」 第11学期

第8回  イラン攻撃;アメリカとイスラエルの温度差   2012-04-25

 
 このところイラン情勢に関する情報があまり出ていない。 5月23日にアメリカを始めとする6ヶ国と核開発についての話し合いをトルコで行なうとの発表だけが目立った。 その他には新聞もテレビもこれといったニュースは流していない。 表面的には至って平穏である。
  このような空気が逆に不気味さを感じさせる。 嵐の前の静けさとさえいえるムードだ。 1967年に第三次中東戦争が始まったときもそうだった。 当時エジプトの大統領だったナセルが5月22日にイスラエルに対してティラン海峡を閉鎖したとき、イスラエル側の反応は静かだった。 なぜか?  すでにイスラエルはアラブとの戦争になると判断していたからだ。 だから当時の状況からいってあの封鎖はイスラエルにとっては想定内であり、それに対する準備は、モサドと軍によって着々と裏で進められていた。 エジプト内部にはモサドの腕利きエージェントが内陸部のエジプト軍秘密空軍基地やナセル内閣にまで浸透し、シリアでは20世紀最高のスパイといわれたエリ コーエンが活動していた。 シリア国防長官や情報機関のトップとの友人関係を確立して膨大な情報をすでにテル アビヴに送っていた...


「勝ち組講座」 第11学期

第7回  英語と日本人   2012-03-24

  今回は英語について語ろう。 日本人はその教育レヴェルの高さに比べて英語力は劣ると言われている。 現にTOEFLなどの英語検定試験ではアジア圏で最下位に近いポズィションが続いている。(2009年はどん尻だったが、翌年は33カ国中30位)。 近年アメリカやイギリスの大学に留学する若者が一挙に減少した理由は英語力が貧しいことに原因のひとつがあると思う。
  先日東京大学大学院のある教授と対話をした。 彼は日本を代表する科学者であると同時に文系でも秀でている人物だ。 彼によると今の若者たちは積極性ややる気がない。 科目によっては英語で授業をするべきと言う。 そうでもしないと科学分野でも日本は世界から置いてきぼりになる。 彼のクラスは3分の1が東大出身、他の大学を出た者が3分の1、そして外国からの留学生が3分の1を占めると言う。 結果はクラスにエネルギーが満ち日本人学生が活発になった。 環境の違いがいかに人間に影響するかの見本である。 しかし、これはあくまでごくマイノリティのケースにすぎない。 大部分の若者は自分の殻に引きこもり他人とのコミュニケーションをしたがらない。 ましてや外国人とのコミ...


「勝ち組講座」 第11学期

第6回  「勝ち組」と「負け組」   2012-02-22

  今の日本は本当の意味で危機にある。 経済は20年以上もデフレ状態にあり、政治は形ばかりの民主主義、政治家たちは動物園の猿やゴリラになりさがっている。 よく国会の予算委員会での論戦を見るが理由はただひとつ。 今日は与党の大臣がどのような質問にどう嘘をついて逃げるか。 または長々と説明していかに時間を盗むか。 こういう連中は国家のことなど考えていない。
それどころか拉致された人々についてさえただのリップサーヴィス。 彼らに政治家としてのヴィジョンやナショナル パーポスを聞いてもそれらの言葉の意味さえわかるまい。 これまで大臣が何人か変わっているが、極め付きは田中直樹であろう。 ほとんど脳死状態のこの御仁は防衛大臣である。 彼の前任者は一川というこれまたおつむがよろしい方ではなかった。 自分は安全保障には素人だとのたまわった人物である。 防衛省は国家防衛のかなめである。 そのトップが国会ではまともな応答も出来ず、部下の副大臣に応えてもらう。 ショーとしては笑わせるが何度もつづけられると面白味が薄れる。
  逆説的な言い方だがこういう人物を防衛大臣に任命した首相は意外に慧眼であった...


「勝ち組講座」 第11学期

第5回  2012年: 世界はこうなる   2012-01-21

  今年は世界各地で選挙が行なわれるが、まず重要な国を挙げればやはりアメリカということになるだろう。 弱体化したとはいえ未だ唯一のスーパ―パワーである。 最近の新聞にアメリカが2正面作戦を放棄し1.5戦略に切り替えたとのニュースが載っていたが現実として2正面戦略はとっくに破棄されている。 それを軍事費をカットしたオバマとパネッタ国防相が正式に記者会見で言っただけのことだ。
  かつてのアメリカは2.5戦略を展開していた。 二つの大戦争と一つの小戦争を同時に戦うという意志と実力を持っていたわけだが、それはとうの昔の話で今では1.5戦略さえ遂行する能力もないかもしれない。 たとえば中国と対峙しながら中東でのイランとの小規模戦争を同時に展開できるのか。
  問題の本質は金である。 イラクとアフガンで使われた金は計算の仕方によって違うが、一兆ドルとも3兆ドルともいわれる。 5兆ドルという専門家もいる。 破産寸前のアメリカ政府にはこれ以上ペンタゴンに使ってもらいたくはないという気持ちなのだろうが、国家の防衛は連邦政府の責任である。 そのトップであるオバマは軍事費にブレーキをかけたが果たしてタイミン...


「勝ち組講座」 第11学期

第4回  2012年:世界はこう変わる   2011-12-25

SEASON’S GREETINGS!

  金正日が死んだ。 これで北朝鮮というコメディ国家は主役を失ったわけだが心配無用。 まだまだドラマは続く。 新しい主役は28歳の金正恩大将。 実績もなく、名もそれほど知られておらず、カリズマも持ち合わせてなさそうなただの栄養過多のお坊ちゃんを将軍様がよくも選んだものだ。 多分ほかのオプションはなかったのだろう。 当分は金正日の妹金敬姫とその旦那の張成沢が金正恩を助けて三頭政治を行うようだが、失敗は目に見えている。 シーザーの時代から三頭政治はおこなわれたが、それらはことごとく失敗している。 旧ソ連しかり、日本の民主党のトロイカしかり。 軍に潰されるのがオチだ。  たぶんしばらくは軍や党との集団指導体制で行くのだろうが、これはトロイカよりはるかに危険で脆弱なものとなるだろう。 いずれにしても金正恩はひな壇の人形として扱われる。 早期失脚か暗殺のオプションもある。
  金正日は生前金正恩を守る為に軍や党の重鎮を各所に配置したが、彼らは皆年をとりすぎている。 果たして若手将校が彼らの命令を今までのように聞くだろうか。 彼ら三代目は戦争も内乱の経験もない。 ア...


 
 
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