私は息子が亡くなってから落合さんの講演を聴講したく1998年に初めて大阪市民大学主催の講演会に出席させて頂きました。壇上で熱く語られる落合さんの一言々を息子の想いに重ねながら拝聴致しました。会場のどこかに息子の息吹を感じ込み上げてくるものを止める事ができませんでした。昨年の講演会にも出席し今回で三度目の聴講となります。世界中のホットな情報を生で拝聴できる機会でもあり、煌めいている息子と会える瞬間でもあり、私にはとても大切な場となりました。
 毎回時間延長で精力的に語って下さる落合さんや会場に集う多くの方々と貴重な時間と空間を共有させて頂くことに心から感謝致します。落合さんの存在が生きる糧となり精一杯生きた“加藤貴光”という一人の青年がこの世にいたことをどうか心の片隅に置いてやって下さいませ。
 亡くなる数ヶ月前に書いた韓国学生との交流についての報告レポートを同封させて頂きました。落合さんに提出するレポートではございませんがお目通し頂ければ幸いです。
 私事で貴重なお時間を頂きましたことをお許し下さいませ。
 野山には今年も又、澄みきった青紫色の紫陽花が咲き始めました。
 落合さんと出会った多くの若者達が社会の中における自分のポジションを見出し生きる力を得ることができますように…
 これからもどうかお元気で御活躍下さいますよう御祈り申し上げております。

かしこ

2002年5月28日
加藤律子 拝
落合信彦 様

08/09

 


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